ユメドリ (2006)
DV / 90min
あらすじ
妻子の仇を追う元FBI捜査官ブラッド、大空を力強く羽ばたく夢の化身・怪鳥ヤズー。日野は、空想の登場人物を思い描いては現実に重ね、映画のストーリーを考える。
大学4年生の夏、周りが就職活動に励む中、日野は仲間たちと映画を撮っていた。いつしか日野の夢は「映画監督」に。音楽担当の金田はプロを目指してロックバンドで活動中。 録音担当の石松は就職活動が上手くいかない。仲間たちが自分の夢に向かって進もうとしている中、日野は自分の夢に迷い始める。人生の岐路に立つ、若者たちの物語。
プロダクションノート
学生時代最後の作品です。修士制作として『スプリット・スクリーンによる現実と非現実の表現』というテーマで、特殊な映像表現に臨みました。残念ながらコンペは入選ならず。当時の想いが詰まった特別な作品です。
オズ (2005)
DV / 66min
あらすじ
叔父とのトラブルで家出をした大学生の詩織は、高校の頃からの友達である金原、畑中、藪が同居する家に居候することになる。 皆、楽しかった高校時代とは違い、今ではそれぞれが問題を抱えて暮らしていた。高校時代の楽しい生活が戻ってきたかのような4人の生活。 変わりたくても変われなかった4人が、変わり始める。
プロダクションノート
修士1年の時に作った中篇映画、童話『オズの魔法使い』の現代版です。 前作『heavy smoke…』の反省点を活かして、ようやく映画らしさが出てきた作品かなと思っています。
第6回 宝塚映画祭 入選
Relation Goes By… (2004)
DV / 10min
あらすじ
可愛くてしたたかな赤松、ずる賢い緑川、人が良過ぎる青木。 仲間内で遊ぶ予定の休日。緑川は、青木を出し抜き、赤松と二人っきりになろうとするが…。 三者三様で始まる休日は、やがてひとつに収束して行く。
プロダクションノート
大学の卒業制作で作った短篇映画です。全編変則型スプリット・スクリーン(マルチ映像)で進行します。 当時『24 -TWENTY FOUR-』が大ブレイクしていましたが、影響を受けたのは、ブライアン・デ・パルマ作品です。初めて大きなコンペで優秀賞(準グランプリ)を頂いた作品でもあります。
TBS DigiCon6+1 カテゴリー2優秀賞
heavy smoke, innocent light (2004)
DV / 81min
あらすじ
何かに無性に火を着けたくなる、着火衝動の青年ジッポ。ジッポの親友でヘビースモーカーのモク。二人は街で運び屋をして暮らしていた。ある日、いつものように依頼主・後藤のもとへ行くと、女の子を一人預かって欲しいと頼まれる。二人と女の子、三人の生活が始まる。
プロダクションノート
大学4年の時に初めて撮った映画です。当時『スナッチ』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『鮫肌男と桃尻女』などの緩くてお洒落なクライムムービーにハマっていて、強く影響を受けました。技術も知識もない中、若さと勢いだけで撮りきった、私の原点です。